世界中の生産者と コーヒーを愛する人々を つなぐ、 価値ある一杯
世界中で飲まれ、その土地ごとに
コーヒー産業が変われば、 世界の社会や環境問題の解決にも つながります。
Creating Shared プロジェクト Value(CSV)
CSVプロジェクトとは社会環境に配慮したコーヒー栽培や農園管理の指導を行うことで、その国や地域が抱える社会問題(麻薬栽培、貧困、不平等など)を解決しつつ品質を高め、そのコーヒーを消費する市場を生み出し、サステイナブルな社会を創り出すプロジェクトです。
ミカフェートは、タイ王国メーファールアン財団が手掛けるドイトゥン開発プロジェクトへの技術指導、ルワンダでのJICAプロジェクト支援、コロンビアで地域の障がい者の方々が働くフェダール農園への支援を行っています。
タイ王国ドイトゥン開発プロジェクト
貧困に根ざした悪循環(知識の欠如、麻薬栽培、売春、エイズ蔓延)からの脱却を目指し、アヘン栽培からコーヒー栽培への転作を支援するプロジェクトを立ち上げました。
定期的に現地に向かい、ドイトゥン地区のコーヒーが東アジアを代表する品質と認められるよう技術指導しています。
コロンビア フェダール農園支援
「障がい者施設が作ったコーヒーだから不味くても買ってあげよう、ではなく、"おいしいから買いたい"と思われるコーヒー作りを目指しています。」という施設スタッフの言葉に共鳴し、ミカフェートは、栽培に必要な技術指導を行い、日本での販売ルート確保のサポートをしています。品質は年々向上。スタッフ・生産者の努力もあり、年ごとに収量を増やしています。
SDGsの取り組み
ミカフェートでは、個々の農家が自ら目標を設定し、年ごとに進捗を共有する独自の「サステイナビリティ・ゴール」を作成しています。
世界各国の農園を直接訪問しながら、必要な情報の共有や能力開発支援を行い、販売する全銘柄の農園が、「農園管理」「労働条件」「環境」の大項目のもと、それぞれ異なるゴールを定め、毎年に進捗状況を確認しています。「サステイナビリティ・ゴール」では国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)の17の目標のうち、以下の目標に貢献しています。
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品質や取り組みへの対価を払います
ミカフェートは、様々なコーヒーの品質や
付加価値を評価し、 適正な価格を支払います。
農園は、各国の最低賃金を遵守し、 労働者への更なる インセンティブの導入に 取り組んでいます。 -
農園で働く人々を守ります
農園とミカフェートは、
コーヒーの品質向上や サステイナビリティの 取り組み改善における目標をともに 設定し、 共有しています。ミカフェートは、 農園の目標達成に 必要な情報を提供し、 支援しています。 -
平等な社会を目指します
先住民族の労働者が働く農園では、
その文化を尊重しています。
ジェンダーの不平等をなくし、労働者から 苦情を受け付ける システムを構築しています。 -
常に改善を目指します
農園とミカフェートは、コーヒーの品質向上や
サステイナビリティの取り組み改善における 目標をともに設定し、 共有しています。 ミカフェートは、農園の目標達成に必要な 情報を 提供し、支援しています。 -
自然を守ります
農園は適切な排水処理や農薬管理を
行っています。
農園周辺の自然保護区や農園内の原生林や 水源を守り、 生物多様性の保全に 取り組んでいます。 -
パートナーシップを創造します
ミカフェートは、農園のニーズを見極め、
組合、政府、 企業などとのパートナーシップを創り出す架け橋となっています。
また生産者同士の交流と知見の共有など、
新たなパートナーシップを創造しています。
サステナブル・コーヒー・ チャレンジの参画
ミカフェートは、持続可能な開発に取り組む国際NGO、コンサベーション・インターナショナル(※1)が立ち上げた「サステナブル・コーヒー・チャレンジ(SCC)※2」に、2016年11月30日(水)、日本企業として初めて(※3)誓約を提出いたしました。環境・人権問題の解決、そしてコーヒー供給の維持を目的とするSCCに参加し、ミカフェートがかつてより取り組んできたサステナブルな活動を、具体的な目標に沿って定期的に報告し、より透明性の高い企業として運営して参ります。
※1コンサベーション・インターナショナル(CI)は、科学的で具体的な目標を掲げて次世代に豊かな自然を引き継ぎ、持続可能な社会の実現を目的に設立された国際環境NGOです。
※2ミカフェートが誓約を発表した「サステナブル・コーヒー・チャレンジ(SCC)」は、CIが管理を行い、各団体が環境・人権問題に対して目標とする具体的な数値、期間を意思表示し、定期的に報告する事を約束するものです。
※3ミカフェートは、以前より環境、社会問題解決に取り組んできました。改めてSCCへ目標値と共に誓約を発表することで、企業としての透明性を高め、さらに他の参加組織の行動や計画の指針となり、結果的生産者の生活保 . 護、環境問題の解決、コーヒー供給の維持に貢献することを目指しています。