最上のコーヒー Grand Cru Café グラン クリュ カフェ
エル サルバドル セルバ ネグラ農園 エスコンディード
スペイン語で“隠された”という意味を持つ畑「エスコンディード」。 セルバ ネグラ農園の中の森を抜けた先にある畑で育った極上の逸品。
【風味の傾向】 しっかりとしたボディと甘み。滑らかなマウスフィールを兼ね備える。様々なフレーバーが押し寄せる非常に複雑な風味。
- 生豆生産国:エル サルバドル
- 生豆産地:サンタ アナ県 サンタ アナ地方
- 農園:セルバ ネグラ
- セクション:エスコンディード
- 農園主:フローレンス ヒル マティス
- 標高:1,750m
- 栽培品種:アラビカ種 ケニア(呼称)
- サイズ:スクリーン 17~19
味、香りの特徴
セルバ ネグラ農園について
セルバ ネグラ農園のGrand Cru Caféは、そのワイルドながらも繊細な味から2008年の発売以来多くの熱烈なファンから支持されてきました。この栽培種ケニアは、不思議なコーヒーです。生産量が低いので、農園主から見放され管理も不十分な状態に置かれ、抜かれてしまう直前に僕が出会い、説得して延命し日本に紹介されました。その後肥料を施し剪定も行い、日陰樹のコントロールも欠かさず行った結果、年を追うごとに味が変化していきました。初めて飲んだ時、孤高の美しい狼を連想させ、とってもワイルドで独特の力強さを感じました。そしてそれを残しながら、複雑な繊細さを兼ね備えるようになったのが、ミカフェートのトップブランド「Grand Cru Café」ラインに属するレセルバ ケニアです。
2013年、セルバ ネグラ農園内の手付かずだった地区を開発し、この樹から取った種子で新たな畑を作りました。それが、このケニア エスコンディードです。エスコンディードとは、スペイン語で『隠された』とか『隠れた』という意味があります。標高1,700メートルのレセルバ ケニアの畑の山手に森があり、そこを抜けて行くと突然ぽっかりとケニアの畑が姿を現します。この1,773メートルの畑は、まさしく隠された畑です。サンタアナ火山のスロープの高地ですが、この森が防風林となりコーヒー樹を守ってくれます。畑の真ん中に立つと、自分の身体が自然と一体になったような錯覚を覚え、いつまでもそこに佇んでいたくなります。
2016年からようやくこの畑のコーヒーの収穫が始まりました。驚いたのは、レセルバ ケニアを凌ぐコーヒーができたことです。そこでこのコーヒーは、グラン クリュ カフェ リミテッドの称号を与えました。是非お楽しみ下さい。